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イザヤ書第53章 7~9節

He was oppressed and afflicted,
yet he did not open his mouth;
he was led like a lamb to the slaughter,
and as a sheep before her shearers is silent,
so he did not open his mouth.
By oppression and judgment he was taken away.
And who can speak of his descendants?
For he was cut off from the land of the living;
for the transgression of my people, he was stricken.
He was assigned a grave with the wicked,
and with the rich in his death,
though he had done no violence,
nor was any deceit in his mouth. (Isaiah 53: 7~9)

彼は痛めつけられた。
彼は苦しんだが、口を開かない。
ほふり場に引かれて行く羊のように、
毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、
彼は口を開かない。
しいたげと、さばきによって、彼は取り去られた。
彼の時代の者で、だれが思ったことだろう。
彼がわたしの民のそむきの罪のために打たれ、
生ける者の地から絶たれたことを。
彼の墓は悪者どもとともに設けられ、
彼は富む者とともに葬られた。
彼は暴虐を行わず、その口に欺きはなかったが。(イザヤ53:7~9)


長らくご無沙汰しておりまして、誠に申し訳ございません。イザヤ書第53章の続きです。

日本語訳で、「彼は痛めつけられた」となっている1行目は、英訳でのように、「彼は圧迫された(押さえつけられた)」とするほうが正確だ、と私が今借りている『イザヤ書第53章』という本に書いてありました。”(He was) afflicted”は前回も書いたように「(彼は)苦しめられた」という意味ですが、日本語訳では2行目に「彼は苦しんだ」と書かれています。果たして原点のヘブル語では、受動態と能動態のどちらで書かれているのでしょうか。日本語訳と英語訳に違いがあるもう一つの点は、2行目が日本語では「・・・が、口を開かない。」と現在形になっているのに対し、英語訳では、”yet he did not open his mouth.”のように過去形になっていることです。それは5行目でも同様です。この違いには何か意味があるのでしょうか。

英訳の3行目以降を読んでみましょう。”slaughter”は、「屠殺、畜殺」のことですので、「ほふり場」とは違います。ちなみに、辞書を見てみると、”like a lamb to the slaughter”または”like lambs to the slaughter”というイディオムがあり、これはOxford Dictionary of Englishによると”as a helpless victim” (無力な犠牲者として)、コウビルド英英辞典によると”…they do what someone wants them to do without complaining or fighting” (不平を言ったり争ったりせずに、誰かがしてほしいと思っていることをする)という意味だそうです。もしかしたらこのイディオムは、聖書に由来しているのかもしれません。3行目の文字通りの意味は、「彼は子羊のように屠殺へと導かれた」です。4行目の”her”は直前の”sheep”を指しますので、この”sheep”は雌羊だということがわかります。”shearer”は羊毛を刈る人のことで、ここでは複数形になっています。4行目と5行目をまとめて日本語に直訳すると、「羊毛を刈る者たちの前の雌羊が黙っているように、彼は口を開かなかった」となります。

6行目の、日本語訳では「しいたげ」と訳されている単語は、英訳では”oppression”(圧迫)になっています。次の7行目が、日本語訳と英語訳では大きく違っている箇所です。”descendants”は「子孫」ですから、7行目を日本語に直訳すると、「だれが彼の子孫たちについて語ることができるのか」ということになります。お気づきのとおり、上記の新改訳聖書の日本語訳、「彼の時代の者で、だれが思ったことだろう。」、とはずいぶん違います。『イザヤ書第53章』の解説によると、どうやら新改訳聖書の訳のほうが原文に忠実なようですが、どうしてここまで英語訳と異なっているのでしょうか。英訳の次の行、8行目は、7行目とつながっていて、「なぜなら彼は生ける者の地から絶たれたからだ」という意味です。次の行の”transgression”は、前回ご説明したように、「律法違反」のことで、この行は、「私の民の律法違反のために彼は打たれた」という意味です。

10行目の”assign”は「割り当てる」、”the wicked”は”wicked people”、つまり「悪者たち」という意味です。次の行の”the rich”も”rich people”のことです。10行目と11行目は、「彼は悪者たちと一緒に、そして彼の死において、富む者たちと一緒に墓を割り当てられた」という意味になります。最後の2行は10,11行目の続きですが、「彼は暴虐を行わず、彼の口には全く欺きもなかったが」で、新改訳の日本語訳とほぼ同じです。

次回はいよいよイザヤ書53章の最後の3節です。できるだけ早く更新したいと思っております。
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テーマ:聖書・キリスト教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2009/03/29 21:40】 | イザヤ書53章 | トラックバック(0) | コメント(0)
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英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

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