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ヨハネの手紙 第一 3章16節
 前回の、「ヨハネの福音書」3章16節と並んで、聖書の核心といわれている節を取り上げます。
This is how we know what love is: Jesus Christ laid down his life for us. And we ought to lay down our lives for our brothers.

キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちにがわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。

 英訳の冒頭の"This"は、この文では、コロン(:)の後ろの"Jesus Christ"から"us"までの文を指します。コロンの前の文を直訳すると、「このようにして、が何であるか(どのようなものであるか)を私たちは知っています。」になります。"know"は現在形で、現在の状態を表わしますので、日本語訳の「わかった」とは異なるニュアンスになります。コロンは"that is (すなわち)"と言い換えることができます。
 次の"lay down his life for ~"は、何冊もの辞書を引きましたが、載っている辞書が非常に少なかったです。日常的にはあまり使われない表現のようです。コウビルド英英辞典の説明が、この文脈には一番合っていますので、以下に引用します。
If someone lays down their life for another person, they die so that the other person can live.

 つまり、「他の人が生きられるように(他の人を生かすために)死ぬ」ということです。イエス・キリストは、私たちを生かすために、すなわち、私たちに命を与えるために死んだ(いのちを捨てた)ので、それで私たちはがどのようなものであるかを知っている、というのが、英訳の1つ目の文の意味です。

 2つ目の文の最初の"And"は、ここでは、日本語訳の「ですから」に相当します。私たちは、"our brothers"を生かすために、自分のいのちを捨てるべきだ、というのです。"brother"には、宗教などが同じである者、という意味もあり、英訳の最後の"brothers"は、クリスチャンの仲間たち、という意味になります。"ought to"は通常、「~べきだ」と訳されますが、厳密に言うと、そうすることが道徳的に正しい、という意味で使われます。クリスチャンの仲間たちのためにいのちを捨てることが正しいことだ、とヨハネは言っていることになります。

 次回からは、私が好きな聖句をランダムに取り上げることになりそうです。もし、このブログで取り上げてほしい、という聖句がありましたら、コメント欄にお書きください。必ずご要望にお答えします。
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テーマ:英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2006/12/18 21:46】 | ヨハネの手紙 第一 | トラックバック(0) | コメント(0)
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英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

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