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苦難のしもべ(イザヤ書第53章4~6節)

Surely he took up our infirmities
and carried our sorrows,
yet we considered him stricken by God,
smitten by him, and afflicted.
But he was pierced for our transgressions,
he was crushed for our iniquities;
the punishment that brought us peace was upon him,
and by his wounds we are healed.
We all, like sheep, have gone astray,
each of us has turned to his own way;
and the LORD has laid on him the iniquity of us all.

まことに、彼は私たちの病を負い、
私たちの痛みをになった。
だが、私たちは思った。
彼は罰せられ、神に打たれ、苦しめられたのだと。
しかし、彼は、
私たちのそむきの罪のために刺し通され、
私たちの咎のために砕かれた。
彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、
彼の打ち傷によって、私たちはいやされた。
私たちはみな、羊のようにさまよい、
おのおの、自分かってな道に向かって行った。
しかし、主は、私たちのすべての咎を
彼に負わせた。


昨年の1月の記事の冒頭に、「明けましておめでとうございます」と書きましたが、その後しばらく更新できなかったため、3月下旬ごろに知人から、「いつまでも『明けましておめでとうございます』と書いてあるのはまずい。そろそろ更新した方がいいのでは?」というようなことを言われてしまいました。もしかしたら今年も同じパターンになってしまうのかもしれませんが、読んでいただければ大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

まず英訳の1行目から見てみましょう。句動詞の"take up"には意味がたくさんありますが、ここでは"accept"(受け入れる、引き受ける)の類義語です。"infirmity"は"physical or mental weakness"(肉体的または精神的な弱さ)という意味で、単に「病気」という意味ではありません。次の行の"carry"も多義語ですが、ここでは"accept"の類義語です。この2行を日本語に直訳すると、「確かに(本当に)彼(メシア)は私たちの弱さを自分の身に引き受け(受け入れ)、私たちの悲しみを自分の身に引き受けた(受け入れた)」というふうになります。英訳の4行目の"smitten"は"smite"という動詞の受動態ですが、"smite"は"hit (something) hard"(強く打つ)という意味です。前の行の"stricken"は"strike"の受動態で、"strike"は"hit"の類義語ですから、"stricken by God, smitten by him"というのは「神に打たれた」ということを言葉を変えて繰り返し述べていることになります。次の"afflicted"は「苦しめられた」という意味です。英訳の3行目と4行目を日本語に直訳しますと、「だが、私たちは彼が神に打たれ、神に激しく打たれ、苦しめられたのだと考えた」となります。

5行目の"transgression"は"transgress"という動詞の派生語ですが、"transgress"は"break a moral law or a rule of behavior"(道徳上の決まりあるいは行動の規則に違反すること)という意味だそうですので、いわゆる「律法」に違反することだと考えていいのではないかと思います。ですからこの行は、「しかし彼は、私たちの律法違反が原因で刺し通された」という意味になります。この"pierce"という動詞は、日本語の「ピアス」の派生語ですが、鋭いものを使って穴を開けることですので、キリスト(メシア)が十字架上で手首などに釘で穴を開けられたことを描写しているのだと解釈することができます。6行目は5行目と対になっているので、5行目と大体同じ意味だろうと見当がつきます。"crush"は厳密に言うと、押しつぶされて形が崩れたりばらばらになったりすることを意味します。日本語訳で「砕かれた」となっているのは妥当だと思います。"iniquity"は"immoral or grossly unfair behavior"(不道徳またはひどく不公正な行動)という意味ですので、6行目は「彼は私たちの不正な行為のために砕かれた」と直訳できます。次の2行を日本語に直訳すると、「私たちに平安をもたらした罰が彼の上にあり、そして彼の傷によって私たちは癒やされた」となりますが、前半をわかりやすく言い換えると、「彼に与えられた罰の結果、私たちに平安がもたらされた」ということです。

9行目の"go astray"は正しい道から外れた状態、道に迷った状態を表します。この行は、「私たちは全員、羊のように、道に迷っていた(正しい道から外れていた)」という意味です。次の行も大体似たような意味で、「私たちの1人1人が自分自身の道の方に向いていた」ということですから、日本語訳の「おのおの、自分かってな道に向かって行った」というのは適訳だと思います。最後の行の"lay (something) on (somebody)"は「(人)に責任を負わせる)」という意味ですから、この行を直訳すると、「それで主は、私たち全員の不正な行為(iniquities)の責任を彼に負わせた」というふうになります。

次回は、第53章の7~9節を読みたいと思います。ご意見、ご質問があれば、コメントをください。できるだけ早く、このブログ上でお返事します。
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テーマ:聖書・キリスト教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2009/01/03 16:25】 | イザヤ書53章 | トラックバック(1) | コメント(2)
英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

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