スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
【--/--/-- --:--】 | スポンサー広告
詩篇23篇(3)
 今回は、詩篇23篇の最後の2節を読みます。

You prepare a table before me
in the presence of my enemies.
You anoint my head with oil;
my cup overflows.
Surely goodness and love will follow me
all the days of my life,
and I will dwell in the house of the Lord forever.

私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、
私の頭に油をそそいでくださいます。
私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと
恵みとが、私を追って来るでしょう。
私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。

 前節まででは主は羊飼いにたとえられていましたが、この2節では客を迎える主人にたとえられています。
 まず、英訳の最初の2行を見てみましょう。1行目の"table"は「テーブル」ではなくて、レストランや家で出される食事のことです。2行目の"inthe presence of my enemies"は、詩人が敵のすぐ近くにいる、つまり敵が目の前に迫っている状況を表します。
 英訳の3行目の"anoint"は、聖書に頻出する単語で、「油をそそぐ」という意味です。頭に油をそそぐ、というのは客を迎えるときの歓迎の行為です。ちなみに「キリスト」はヘブル語で「メシヤ」ですが、この語のもともとの意味は、"anointedone"、つまり、「油をそそがれた者」だそうです。イスラエルでは国王が任命されるときに頭に油がそそがれたことが旧約聖書に書いてありますが、この儀式には、神によって聖別される、という意味合いがあったそうです。ですからイエス・キリストは父なる神によって聖別されていることになります。
 英訳の5行目の"goodness"は"good"の名詞形ですので、「恵み」と訳すこともできると思います。"love"はもちろん「愛」ですが、日本語訳では「いつくしみ」になっています。6行目の"allthe days of my life"は直訳すると「私の人生のすべての日に」ですが、日本語訳のように「私のいのちの日の限り」にしたほうがが詩的な表現になります。
 最終行の"forever"は「永遠に」ですが、日本語訳では「いつまでも」になっています。それから、この行の"will"は5行目の"~willfollow"の"will"のような、単に未来のことを表す"will"ではありません。これは詩人の意志、つまり、「~しよう」という気持ちを表します。

 詩篇23篇は今回で終わりです。次回は、入院中に思い出したヨブ記の聖句を取り上げようかと思っていますが、もしかしたら気が変わって変更するかもしれません。

スポンサーサイト

テーマ:英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/01/30 22:00】 | 詩篇 | トラックバック(0) | コメント(0)
詩篇23篇(2)
 またまた長らくご無沙汰してしまい、申し訳ございません。実は1月9日に突然入院することになり、先週の金曜日(1月19日)にようやく退院することができました。これからは、少なくとも1週間に1度は更新したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 早速ですが、前回の続きの2節を読んでみましょう。

he restores my soul.
He guides me in the paths of righteousness
for his name's sake.
Even though I walk
through the valley of the shadow of death,
I will fear no evil,
for you are with me;
your rod and your staff,
they comfort me.

主は私のたましいを生き返らせ、
御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖、
それが私の慰めです。

 英訳の1行目の"restore"は多義語です。ここでは、「元の状態に戻す」というような意味合いで使われています。つまり、「主は、私のたましいを、生き生きとした状態に戻してくださる」ということです。
 2行目の"righteousness"は、日本語訳では「義」と訳されていますが、もう少し詳しく調べてみましょう。この名詞は、"righteous"という形容詞の派生語です。"righteous"は、ODE(Oxford Dictionary of English)によると、"morally right or justifiable"、つまり、「道徳的に正しい」という意味です。新改訳聖書の注釈によると、「義の道」は「神と共なる祝福された生活」のことだそうです。2行目と3行目の英訳を直訳すると、日本語訳の2行目のようになります。
 また、英訳の4,5行目を直訳すると、日本語訳の3行目のようになります。英訳の6行目の"evil"は日本語訳では「わざわい」になっています。"evil"は「悪」ではないのか、と思われるかもしれませんが、実はこれも多義語で、ここでは可算名詞(数えられる、複数形になる名詞)として使われ、「害を及ぼす事柄」、または「望ましくない事柄」という意味ですので、「わざわい」という日本語はぴったりです。
 英訳の下から2行目の"staff"も多義語ですが、ここでは"a long stick"、すなわち「長い杖」のことです。最後の2行は、主を羊飼いになぞらえて語られた言葉です。「むち」は野獣を追い払うために用いられ、「杖」は羊の数を数えるために用いられたそうですから、ここでは、主が「私」を守ってくださることを表しているように思われます。

 次回はこの詩の最後の2節を読みたいと思います。

テーマ:英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/01/22 21:08】 | 詩篇 | トラックバック(0) | コメント(0)
詩篇23篇(1)
 新年おめでとうございます。このあいさつはもはや遅すぎるような気もしますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 去年の最後に予告したとおり、今回からは詩篇23篇を英語と日本語で読んでみようと思います。今回は、まず最初の2節を読みます。

The Lord is my shepherd, I shall not be in want.
He makes me lie down in green pastures,
he leads me beside quiet waters,

主は私の羊飼い
私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、
いこいの水のほとりに伴われます。



 聖書では、神は度々羊飼いにたとえられているそうです。英語の1行目の、"want"は名詞で、「非常に貧しい状態」のことです。その前の"shall not"は、「そんなことは絶対にありえない」というような、強い否定の意味になります。ですから、「主とともに歩む限り、私が衣食住に事欠くような状態に陥ることは絶対にない」というような気持ちが表現されていることになります。イエス・キリストも「マタイの福音書」で、「神の国と神の義を第一に求めれば、衣食住の必要は神が満たしてくださる」という意味のことを言われています(マタイ6:25~34)。

 英語の2行目と3行目は、詩人は自分を羊にたとえています。日本語の3行目では「伏させ」と訳されている所が、英訳では"make me lie down"になっています。"make"は「強制的に何かをさせる」というニュアンスを持つ語です。主は、羊のために益になると思えば、ご自分に従わせて、緑の牧場に伏させる(横にならせる)、ということでしょうか。

 英訳の3行目の"waters"は、海、川、湖など、水のある場所を指します。"quiet"は直訳すると、「静かな」です。ですから、この行は、「主は私を導いて、静かな水辺を通らせる」という意味です。

 次回は、今回の続きの2節を読みたいと思います。

テーマ:英語 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2007/01/08 22:22】 | 詩篇 | トラックバック(0) | コメント(0)
英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

最近の記事

クリック募金

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

FC2ブログランキング

内容がお気に召したら、押してください。

FC2ブログランキング

FC2カウンター

カテゴリー

月別アーカイブ

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。