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心の貧しい者

God blesses those who are poor and realize their need for him, for the Kingdom of Heaven is theirs. (Matthew 5:3)

心の貧しい者は幸いです。 天の御国はその人たちのものだから。(マタイ5:3)

だいぶ前にご紹介したNew International Versionの聖書の英訳では、「心の貧しい」は "poor in spirit" と訳されていましたが、今回ご紹介するNew Living Translationの英訳には、訳者の解釈がかなり反映されているようです。

上記の英訳の前半部分を日本語に直訳すると、「神は、貧しくて、自分たちには神が必要だと理解している人々を祝福されます」となります。つまり、この聖書の訳者にとっては、「心の貧しい者」というのは、「自分たちには神が必要だと理解している人々」だということになります。神様に祝福されるのは、心から神を求めている人だ、ということになるでしょうか。

英訳の後半部分は、「なぜなら、天の王国は彼らのものだからです」という意味です。神の国(天国)は、心から神を求めている人たちのものだ、と解釈することができます。
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テーマ:聖書・キリスト教 - ジャンル:学問・文化・芸術

【2009/12/21 21:53】 | The Beatitudes | トラックバック(0) | コメント(0)
Ask, Seek, Knock
Ask and it will be given to you; seek and you will find; knock and thedoor will be opened to you. (Matthew 7:7)

 求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。(マタイ7:7)

 以前もご紹介した"the Beatitudes"(山上の垂訓)の一部で、非常に有名な聖句です。

 日本語訳の「求めなさい」は英訳では"ask"ですが、"ask"は、何かをください、と神様にお願いする、という意味合いの言葉だと思います。そうすれば、それはあなたに与えられる、というわけです。次は、「捜しなさい、そうすればあなたは見つけるでしょう」ということです。英訳の最後の部分は、「(ドアを)ノックしなさい。そうすれば、ドアはあなたに対して(あなたに向かって)開かれるでしょう」と直訳することができます。

 神様の御心にかなうことであれば、祈りによって与えられる、ということだと思います。

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【2007/11/12 21:14】 | The Beatitudes | トラックバック(0) | コメント(0)
The Beatitudes(至福の教え)(5)
 "The Beatitudes"の最後の部分です。

Blessed are you when people insult you, persecute you and falsely say all kinds of evil against you because of me. Rejoice and be glad, because great is your reward in heaven, for in the same way they persecuted the prophets who were before you. (Matthew5:11-12)

私のために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。(マタイ5:11~12)



"insult"は英和辞典では普通、「侮辱する」と訳されていますが、"say or do something that is rude and offensive(失礼(無礼)で、人を怒らせるようなことを言う、またはする)"というのが本来の意味で、ここで、「ののしる」と訳されているのは適訳だと思います。「悪口を浴びせる」は、英語では、"say all kinds of evil against you"と訳されています。これは直訳すると、「あなたがたに対してあらゆる悪口を言う」ということです。そのようなとき、「あなたがたは祝福されている」と言うのです。

"rejoice"はここでは命令形です。これは"feel or show great joy or delight(大きな喜びを感じる、または示す)という意味ですので、日本語の「喜びなさい」とは少しニュアンスが違うような気がします。次の"be glad"も命令形で、「うれしいと思いなさい」という感じでしょうか。"because"以下は倒置構文で、普通の語順に直すと、"your reward in heaven is great."になります。「天国であなたがたがもらえる報酬は大きい」ということですが、"great"が強調されています。その次の"for"も理由を表し、「なぜなら」と訳せます。"in the same way(同様に)"は強調されて前に置かれていますが、通常の語順だと文の最後に置かれます。"they"はここでは不特定の人々を表します。過去の預言者たちも、ありとあらゆる悪口を言われたりして、あなたがたと同様に迫害された、ということです。

"The Beatitudes"は以上で終わりです。次回からは再び、聖書に由来するイディオムをいくつか取り上げる予定です。

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【2006/11/09 21:52】 | The Beatitudes | トラックバック(0) | コメント(0)
The Beatitudes(至福の教え)(4)

Blessed are the peacemakers,
for they will be called sons of God.
Blessed are those who are persecuted
because of righteousness,
for theirs is the kingdom of heaven. (Matthew5:9-10)

平和をつくる者は幸いです。 その人たちは神の子どもと呼ばれるから。
義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。(マタイ5:9~10)



日本語で「平和を作る者」と訳されている語は、英語では"peacemakers"になっています。"peacemaker"は、コウビルド英英辞典では次のように説明されています。

You can describe an organization, a country or a person as a peacemaker when they try to persuade countries or people to stop fighting or quarreling.

簡単に言いますと、争いや喧嘩を説得してやめさせようとする組織、国、または人を"peacemaker"と呼ぶ、ということです。つまり、ただ単に「平和を愛する」とか「争いを好まない」というのではなく、平和のために具体的な行動を起こす人が神様に祝福される、と教えられています。そのような人たちは、「神の子ども」と呼ばれます。

"righteousness"(義)は、The Beatitudes(2)でも出てきましたね。「迫害する」と訳される"persecute"は、"to treat someone cruelly and unfairly"という意味で、誰かを残酷に、かつ不当に扱うことです。正しいことのために不当な扱いを受けている人々は神様に祝福されており、"The Beatitudes"の最初に登場した"the poor in spirit(心の貧しい者)"と同様に、"the kingdom of heaven(天の御国)"の所有者となります。

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【2006/11/05 21:45】 | The Beatitudes | トラックバック(0) | コメント(0)
The Beatitudes(至福の教え)(3)
前回の続きの2節です。

Blessed are the merciful,
for they will be shown mercy.
Blessed are the pure in heart,
for they will see God. (Matthew 5:7-8)

あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。
心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。(マタイ5:7~8)



"the merciful"は"merciful people"と言い換えることができます。"merciful"は名詞の"mercy"の派生語ですが、"mercy"の意味は、"compassion or forgiveness(同情、あるいは許すこと)"です。他人に同情し、あるいは許す人は、神から祝福されます。神は、そのような人に"mercy"を示す、とイエスは教えています。

「心のきよい者」は"the pure in heart"と訳されています。心が純粋、純真だということですね。そのような人たちは神を見る、と言われています。

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【2006/11/03 20:45】 | The Beatitudes | トラックバック(0) | コメント(0)
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英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

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