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パウロの告白 その4

Oh, what a miserable person I am! Who will free me from this life that is dominated by sin and death?Thank God! The answer is in Jesus Christ our Lord. (Romans 7: 24~25)

私は、本当にみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。私たちの主イエス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します。(ローマ7:24~25)

今回取り上げた部分は非常に短いですが、日本語訳を読んでもわからない部分が、英訳を読むとわかるのではないかと思います。

英訳の最初の文は、「ああ、私は何とみじめな人間なのでしょうか!」ということで、日本語訳と大体同じです。次の文からは、英訳の方が日本語訳よりもずっとわかりやすいのではないかと思います。2つ目の文は、「だれが、罪と死に支配されているこの人生から私を解放してくれるのでしょうか?」という意味です。日本語訳の「この死の、からだ」というのは、新改訳聖書の注釈によると、「生きていながら、神から離れて滅びに向かっている自分、の意」だそうです。罪によって「神から離れ」、「滅び」すなわち「死」に向かっている、ということでしょう。

"Thank God!"以下は、「神に感謝しなさい(神に感謝しよう)!その答えは、私たちの主、イエス・キリストの内にあるのです。」という意味です。「その答え」というのは、その前の"Who will free me ...?"という質問の答え、ということです。ここで注目したいのは、英訳が、"The answer is Jesus Christ ..."ではなくて、"The answer is in Jesus Christ..."となっていることです。これは、ただ単に、「私を罪と死に支配されている人生から解放してくれるのは、イエス・キリストだ」という意味ではなく、「イエス・キリストの内にあるものが、私を罪と死に支配されている人生から解放してくれる」という意味だと思われます。それでは、「イエス・キリストの内にあるもの」とはいったい何でしょうか。ローマ人への手紙8:1~2を読むとその答えがわかるのではないかと思います。

So now there is no condemnation for those who belong to Christ Jesus. And because you belong to him, the power of the life-giving Spirit has freed you from the power of sin that leads to death.

こういうわけで、今は、キリスト・イエスにある者が罪に定められることは決してありません。なぜなら、キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理が、罪と死の原理から、あなたを解放したからです。

上記の箇所の英訳は、「ですから、今は、キリスト・イエスに属している人々に対する咎めはありません。そして、あなたは彼に属しているので、いのちを与える聖霊の力が、死につながる罪の力からあなたを解放したのです。」という意味です。ここでは、日本語訳の「キリスト・イエスにある、いのちの御霊の原理」という表現に注目したいと思います。新改訳聖書の注釈には、「いのちの御霊の原理」というのは、「信者の生活の中に働かれる聖霊の働きのこと」だと書いてあります。つまり、イエス・キリストの内にとどまれば、「いのちを与える聖霊の力」が働いて、あなたを「罪と死に支配されている人生」から解放する、という意味だと解釈できます。
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【2009/04/21 22:03】 | ローマ人への手紙 | トラックバック(0) | コメント(0)
パウロの告白 その3

And I know that nothing good lives in me, that is, in my sinful nature. I want to do what is right, but I can't. I want to do what is good, but I don't. I don't want to do what is wrong, but I do it anyway. But if I do what I don't want to do, I am not really the one doing wrong; it is sin living in me that does it. I have discovered this principle of life - that when I want to do what is right, I inevitably do what is wrong. (Romans 7: 18~21)

私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。私は、自分でしたいと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っています。もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行っているのは、もはや私ではなくて、私のうちに住む罪です。そういうわけで、私は、善をしたいと願っているのですが、その私に悪が宿っているという原理を見いだすのです。(ローマ7:18~21)


前回の続きの部分です。英訳の最初の文から読んでみます。「そして私は、私の中に、すなわち、私の罪の(罪深い)性質の中に、何も良いものが住んでいないのを知っています。」日本語訳で「肉」と訳されている語は、「新生していない、生来の人間性、あるいは罪の欲情に支配された人間性」を意味するそうです。英訳の次の文は、「私は正しいことをしたいのですが、できません。」New International Versionを参照しようとしたところ、なぜか見当たらないのですが、おそらく上記の英訳はかなり意訳されているのではないかと思われます。

" I want to do what is good, but I don't. I don't want to do what is wrong, but I do it anyway."は、日本語訳では1つの文になっています。英訳の意味は、「私は良いことをしたいのですが、しません。私は間違ったことをしたくないのですが、とにかくそれをします。」次の文は、「しかし、もし私が、自分がしたくないことをしているとすれば、私は本当は、間違ったことをしている者ではありません。それをするのは、私の中に住んでいる罪です。」

最後の文は、「私はこの(以下の)人生の原理を発見しました―私は正しいことをしたいとき、必然的に間違ったことをするという(原理です)。」ここで使われている"inevitably"という語は、日本語では通常、「必然的に」と訳されますが、コウビルド英英辞典によると"unavoidably"(避けられず)の類義語だそうです。つまり、この文脈では、「正しいことをしたいと思っても、間違ったことをすることが避けられない、どうしても間違ったことをしてしまう」というような意味になります。

パウロはここで自分自身のことを告白しているのですが、これはまさしく私自身の姿でもあります。このような人はほかにもたくさんいるのではないかと思います。

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【2009/04/16 21:28】 | ローマ人への手紙 | トラックバック(0) | コメント(2)
パウロの告白 その2

I don't really understand myself, for I want to do what is right, but I don't do it. Instead, I do what I hate. ... (Romans 7:15)

私には、自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいことをしているのではなく、自分が憎むことを行っているからです。(ローマ7:15)

前回予告したとおり、前回引用した箇所を、今回から3回ぐらいに渡って少しずつ解説していきたいと思います。今回は1節だけです。

英訳の部分を日本語に直訳してみましょう。その上で、新改訳聖書の日本語訳と比較してみたいと思います。まず、"I don't really understand myself"というのは、「私は私自身を本当には理解していません」という意味です。その次の"for I want to do what is right, but I don't do it."は、「なぜなら、私は正しいことをしたいのですが、それをしません。」"Instead, I do what I hate."は、「その代わりに(そうではなくて)私は自分が憎む(嫌う)ことをしています」と訳せます。

新改訳の日本語訳を読んでみます。「私には、自分のしていることがわかりません。」というのは、上記の英訳とは少し意味が違うように思えます。New International Versionの英訳は、"I do not understand what I do."ですので、こちらの方が上記の日本語訳と近いようです。おそらくこちらの方が原語に近い訳なのではないかと思われます。次の「私は自分のしたいことをしているのではなく」も上記の英訳とは少し違います。New International Versionの"what I want to do I do not do"(自分がしたいことを私はしていません)の方が新改訳の日本語訳と似ています。最後の「自分が憎むことを行っている」というのは、英訳とほぼ同じです。

冒頭の、New Living Translationの訳は、おそらく意訳なのではないかと思われます。パウロの言う、「自分のしたいこと」というのは、「正しいこと」だと解釈したのでしょう。文脈から考えると、これはいわゆる「善行」のことなのではないかと思われます。私もパウロと同じように、善行をしたいと思ってもそれをする力は私自身にはないのだということを、20代半ばの頃に悟りました。「自分が憎むことを行っている」というのは、今でも相変わらず続いています。

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【2009/04/13 11:34】 | ローマ人への手紙 | トラックバック(0) | コメント(1)
パウロの告白 その1
5月中旬からは、また更新が間遠になってしまうかもしれないので、時間の余裕が比較的ある今のうちに、できるだけ更新しておくことにします。

今回からは、私が初めて読んだときに非常に驚いた箇所をご紹介します。というのは、これはまさしく私自身のことだ、と思ったからです。今日は、その箇所全体を英語と日本語で引用しますが、次回から少しずつ説明していくことにしたいと思います。なお、今までは英語訳はNew International Versionから引用していましたが、私と同じ教会に通っている人たちのうちのお二人から、「難しい」と言われたことがあるため、今後は今日入手したばかりのNew Living Translationを使用したいと思います。後者の方が易しい英語で書かれているということですので。日本語訳は従来どおり新改訳聖書から引用します。

I don't really understand myself, for I want to do what is right, but I don't do it. Instead, I do what I hate. ...

And I know that nothing good lives in me, that is, in my sinful nature. I want to do what is right, but I can't. I want to do what is good, but I don't. I don't want to do what is wrong, but I do it anyway. But if I do what I don't want to do, I am not really the one doing wrong; it is sin living in me that does it.

I have discovered this principle of life - that when I want to do what is right, I inevitably do what is wrong. ...Oh, what a miserable person I am! Who will free me from this life that is dominated by sin and death?Thank God! The answer is in Jesus Christ our Lord. (Romans 7: 15~25)

私には、自分のしていることがわかりません。私は自分がしたいことをしているのではなく、自分が憎むことを行っているからです。・・・私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。私は、自分でしたいと思う善を行わないで、かえって、したくない悪を行っています。もし私が自分でしたくないことをしているのであれば、それを行っているのは、もはや私ではなくて、私のうちに住む罪です。そういうわけで、私は、善をしたいと願っているのですが、その私に悪が宿っているという原理を見いだすのです。・・・私は、本当にみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。私たちの主イエス・キリストのゆえに、ただ神に感謝します。(ローマ7:15~25)

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【2009/04/07 22:01】 | ローマ人への手紙 | トラックバック(0) | コメント(0)
この世と調子を合わせてはいけません
前回の更新から、何と2ヶ月近くが過ぎてしまいました。こんなにご無沙汰するつもりではなかったのですが、いつの間にか時間が経ってしまい、気がついたらもう3月・・・ 更新が途絶えておりました間も読んでくださっていた皆様に心より感謝申し上げます。

Do not conform any longer to the pattern of this world, but be transformed by the renewing of your mind.... (Romans 12:2)

この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、(中略) 心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ12:2)


上記の聖句は、日本語で読むよりも、英語で読むほうが意味がはっきりわかるのではないかと思います。ですから、今回は英訳の方に焦点を当てて解説してみます。

まず、"conform"という動詞には色々な意味がありますが、ここでは、"conform to"は"agree"と似たような意味で、日本語の「迎合する」に近いのではないかと思います。"the pattern of this world"というのは、「この世の通常のやり方」というような感じで、この世的な価値観や行動様式を指すのだと思います。ですから、"but"の前までを直訳すると、「この世的な価値観や行動様式に迎合するのはもうやめなさい」ということになります。

"but"以下の英訳で興味深い点は、"be transformed by..."のように受動態になっていることです。日本語訳では「自分を変えなさい」となっていますが、英訳では、「・・・によって変えられなさい」となっています。つまり、自分の力で自分を変えるのではなく、他からの力、ここでは神の力によって、「変えていただきなさい」という意味になります。

"by"以下を見ますと、"renew"は「新しい命または力を与えること」で、"mind"は、「心」というよりはむしろ、「知力」や「考える力」、「精神」を指します。ですから、"the renewing of your mind"というのは、「今までとは違う、新しいものの見方、考え方をすること」を表しているのではないかと思われます。

まとめますと、この世的な価値観でものを見ることをやめ、新しいものの見方をすることにより、あなたは変えられる、ということでしょう。

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【2008/03/02 17:20】 | ローマ人への手紙 | トラックバック(0) | コメント(0)
英語と日本語で聖書を読む


英語の聖書と日本語の聖書(新改訳)の両方について、私なりに理解したことや、聖句によって教えられたことなどを書いていくつもりです。読者の皆さんにとっては、英語の勉強にもなると思います。

プロフィール

crape myrtle

Author:crape myrtle
企業の英語研修や、成人対象の英会話クラスなどの講師をしています。2006年の4月から本格的に聖書を読み始めました。聖書は英語で読んだほうが日本語で読むよりも理解しやすい場合が多いような気がします。

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